株式会社ダイエー(F)

株式会社ダイエー(F)


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2005年3月、産業再生機構は、ダイエー再建の支援企業(スポンサー)を、丸紅とアドバンテッジパートナーズの企業連合とすることに決定した。これより先、巨額の有利子負債を抱えて苦悩していたダイエーは、独自の再建策で苦境を脱しようとしていた。しかし、ダイエーの主力銀行は不良債権の削減に苦しんでおり、ダイエー債権についての金融庁の認定は重大関心事であった。このため、主力銀行は、ダイエーが産業再生機構を活用すれば、「破綻懸念先」という認定を免れるかもしれないと期待した。一方、監査法人はダイエーの「ゴーイングコンサーン」を承認できない趣旨を示した。このため、ダイエーは民間スポンサーを選ぶ独自の再建策を断念して、産業再生機構に支援を要請せざるをえなくなった。産業再生機構は、ダイエーを支援する企業を選ぶために3回の入札を行い、最終的には丸紅とアドバンテッジパートナーズの企業連合にスポンサーを絞った。しかし、産業再生機構は時限組織として設立されていた。このため、3年程度で、大手スーパーがダイエーの買収に動きだすということが予想されていた。

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【書誌情報】

ページ数:80ページ

サイズ:A4

言語:日本語

商品番号:KBSP-02529

書誌コード:11286

対象年代:2005/1/1

登録日:2014/11/4